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2024.9.1

2024年検査セット総選挙結果発表!!

先日アンケートを実施した「2024年検査セット総選挙」ですが、なんと!100名 を超える獣医師の皆様にご投票いただきました!!

この度は、投票にご参加いただき、誠にありがとうございました。
日頃より細菌検査をご愛顧いただいていること、心より御礼申し上げます。🙇

それでは早速、投票結果を発表いたします🎉

🔬「イチオシ」の検査セットはコチラ!

 

1位:皮膚細菌検査セット    
2位:尿細菌検査セット    
3位:外耳炎検査セット    
4位:その他部位検査セット    
5位:うさぎ・げっ歯類セット   
6位:眼 細菌検査セット     
7位:嫌気検査 

42票
31票
19票
7票
4票
2票
1票

 

堂々の1位は「皮膚細菌検査セット」でした!

各セットに寄せられた投票理由コメントをいくつかご紹介いたします。

とにかく皮膚科診療では必須の検査。報告書の質や表記で他の同様の検査会社に比較して群を抜いたクオリティを誇っていると思います。
皮膚科検査からスタートされているだけあって、薬のチョイスが素晴らしく、 初めからこの項目でやってくれるのありがたいな〜と思いながらいつもお願いしています!!
治りの悪い膿皮症には必須の検査!1週間で結果が届き、菌が出ないときにはもう一度無料で検査してもらえる、 これなしにはスピーディーな皮膚科診療は不可能です。

※「1週間で結果が届き」とコメントをいただいていたので補足です。
弊社では検体到着後、2日目に菌が検出された場合は翌3日目にご報告いたします。
検体の配送日数が宅配便は約1~2日、犬の表在性膿皮症で郵送は約3~5日のため、病院からの発送日込みで約4~8日でご報告しております。

薬剤耐性の観点から、特にネコの膀胱炎はしっかりした抗菌剤を使わないと、獣医師自身が治療の選択肢を困難にしていくことになると思うから。 アンチバイオグラムの大切さをもっと知るべきだと思います。皮膚病はこれで大変助かりました。 医者に獣医師が根拠のない抗菌剤使用をしていることで、ヒトの薬剤耐性菌を拡大させているという言う医者もいるそうです。 人の薬剤耐性菌の責任を獣医師にかぶせられないようにしっかりと感受性試験、適切な抗菌剤を使用するべきだと思います。
細菌性の膀胱炎の場合にはまず培養を提案します!頻尿等の症状があるときは、培養提出と同時に経験的抗菌薬を処方しますが、結果を見て答え合わせと効かない場合には正しい抗菌薬の選択が出来るのが助かりすぎます!膿皮症は最近抗菌薬を使わなくなって提出頻度がめっきり減りました!
外耳炎は緑膿菌も含め耐性菌も多い細菌感染が多いため、転院されてきた場合や難治性の外耳炎の場合、 またオーナー様の了承が得られれば初期に各部位に合わせた薬剤で調べていただけるこちらのセットを活用しています。 費用も使いやすい設定で有難いです。
外耳炎の治療件数が多い当院では、何件かに一頭の割合で治りが悪い子や繰り返す子がいます。 その時に薬や治療方針を再考慮する際に重宝しています(外耳炎を選択しましたが、同時に皮膚細菌検査もよく使用している)。
皮下膿瘍あるいは体腔の蓄膿時など適切な抗生物質選択が必須な場面で、 検査結果に則り治療するといつも速やかに症状の改善が認められるため。
胸腹水や胆汁など、生死に関わる検査なので。
ウサギの蓄膿や鼻炎の症例によく使います。 ウサギに使える薬剤をセットにしていただいているのはとても助かります。
うさぎ・げっ歯類に特化してやってくれてるのココしかないのでとても助かります!
PCRとセットで実施すればエビデンスMAX
嫌気検査院内不可能
続いて、その他部位細菌検査を利用時にイチオシの検査部位の結果発表です。

🔬その他部位細菌検査のイチオシの検査部位はコチラ!

1位:鼻汁
2位:胆汁
3位:腹水
3位:肛門腺
5位:気管支
5位:前立腺
5位:耳
5位:体表の膿瘍 

13票
4票
2票
2票
1票
1票
1票
1票

※「その他部位細菌検査セット」をイチオシに投票した先生のみの投票結果の順位と、合算した順位に差がなかったので合算した結果で発表いたします。

投票結果は鼻汁が2位の胆汁に倍以上の得票で1位となりました!
鼻汁、鼻水の検査の利用の多さは、呼吸器セットの新設のきっかけのひとつでした。
検査提供側だけではなく、使っていただく先生方でも鼻水の検査の重要・関心度が高いことを確認する事ができた結果となりました。

その他部位検査セットに投票した方を対象とた回答を想定していましたが、別部位に投票した方も、その他部位でよく使う部位に投票いただきました!ありがとうございました!

🔬注目の「NEXTイチオシ」の投票結果はコチラ!

1位:呼吸器 細菌検査セット  
2位:血液培養検査
3位:尿 細菌検査セット
4位:皮膚 細菌検査セット 
5位:外耳炎検査セット
6位:うさぎ・げっ歯類セット
7位:その他部位 検査セット
8位:眼 細菌検査セット
8位:嫌気検査

30票
27票
11票
9票
9票
7票
5票
4票
4票

 

早速新サービスの呼吸器セット、血液培養検査が1位2位を飾りました!
特に多かった1位、2位の項目への期待理由のコメントをいくつかご紹介します。

鼻水や痰の出る呼吸器疾患はなかなか抗生剤が効かないこともあり、気づいた時には慢性化していたり酷い子は命の危険が迫ることもあります。 よくみる疾患ですが、なんとなく治療してしまってる最たる病気のひとつだと思います。今後に期待してます!
慢性の鼻汁に苦労するケースが多いので、診断の一助になればと思ってます!
今までなかなか検査する機会がなかったので、使用したい。

 

– 総評 –

今回の検査セット総選挙では、皮膚細菌検査が1位に選ばれましたが、その他の細菌検査セットにも多くの投票やコメントが寄せられ、獣医療業界において細菌検査の重要性を改めて実感しました。弊社が提供するすべての検査セットは、高い検査精度を誇り、臨床現場でご活用いただけます。今後もリピートいただいている検査セットはもちろん、普段は依頼されない検査セットも、この機会にぜひお試しいただければ幸いです。

以上、検査セット総選挙の結果発表でした。特典のアマゾンギフト券の抽選に関しては、当選者の発表をメールによるギフトコードの発送をもって代えさせていただきます。🎁

(なお、今回コメントをご紹介した方が必ずしも当選者とは限りませんのでご了承ください。)

初めての試みでしたが、多くの投票と嬉しいコメントをお寄せいただき、心より感謝申し上げます。
皆様からのコメントを全てご紹介できないのは残念ですが、後日、別のかたちでご紹介できる場を設ける予定です。

今後とも、どうぶつの細菌検査を何卒よろしくお願いいたします。