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よくある質問

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よくある質問

「感染症が治らない時はどうすればいいの?」「検査料金をできるだけ安くしたいんだけど…」
などなど、これまで検査に寄せられた疑問・質問をまとめております。
検査の基本的な使い方も、すぐご覧になれますので、お急ぎの方はこちらをご覧ください。

送付、資料について

検体を送る際、冷蔵輸送を推奨しているのはなぜですか?

冷蔵では細菌の増殖を抑えることができますが、常温では菌が活発となり増殖・または死滅が起こってしまう可能性があり、採材時の細菌 を正しく反映できず、結果に誤った解釈が生じる恐れがあるため。ただし、犬の表在性膿皮症ではブドウ糖は環境要因によって死滅しにくい菌のため常温でも輸送可能です。(非推奨)

検体輸送の際、品目名には何と書くのが良いでしょうか?

まず、検体を輸送することは違法ではないのでご安心ください(増菌後に輸送するのはNG)。
品目名に『検体』と書くと受け取ってもらえない場合、『シーズスワブ』『スピッツ管』など容器名を書いていただくとスムーズです。

検査について

阻止円のより大きな抗菌薬の方が、抗菌作用が強いでしょうか?

阻止円が判定基準を大きく超える場合、判定の『信頼度』が高いと言えますが、抗菌作用がより強い訳ではありません。

感受性の薬剤が少なかったので他の薬剤を追加したい。
どうしたらいいでしょうか?

弊社では検出菌を一定期間凍結保存していますので追加謙哉が可能です。HPまたは公式LINEで受け付けしております。時間経過とともに菌の耐性は喧嘩しますので、1ヶ月以内の追加検査を推奨しております。

感受性と判定された抗菌薬を処方しても症状が改善しません。なぜでしょうか?

皮膚科耳科感染症では、アレルギー性皮膚炎外部寄生虫症・内分泌疾患などが背景となり、細菌感染が生じている可能性があります。背景疾患の検査を併せてご検討ください。

検査セットはどのうように選びますか?

各検査セットは、採材部位/動物種ごとに最適な抗菌薬を組んでおります。
ただし、採材部位/動物種によるセットの指定はございませんので、「病院にある抗菌薬」や「試したい抗菌薬」が多く含まれているセットをご利用いただくことも可能です。

耐性菌が複数検出されました。
どの抗菌薬を処方すればいいですか?

病変部より実地した細菌診(グラム染色)と検出菌の整合性を確認し、起因菌と推測される菌種の結果を優先することが重要です。

耐性菌セットはどのように選びますか?

VRS(バンコマイシン耐性ブドウ球菌)、VRE(バンコマイシン耐性腸球菌)、ESBL産生菌(基質特異性拡張型βラクタマーゼ産生菌)、CRE(カルバペネム耐性腸内細菌目細菌)などをターゲットとして、検査を実地致します。
また、耐性菌セットに含まれる抗菌薬を処方する際は、耐性菌が検出された理由(基礎疾患など)の究明と、そちらに対するアプローチも併せて実施するようお願いいたします。

菌末検出の場合はどうしたら良いですか?

菌末検出の場合、下記の条件を全て満たし、新たな検体をお送りいただいた場合は無料再検査が可能です。

条件

  • 好気培養検査であること(嫌気検査は対象外)
  • 前回の検査結果報告日より1ヶ月以内に弊社に到着した検体
  • 依頼書中段の再検査欄に正しくご記入いただいた検体
  • 前回と同じ検査セットに限る

※なお、未検出時の結果報告書『未検出時の注意事項』併せてご確認ください