Examination
薬剤耐性(AMR)対策は厚生労働省でも推奨されています(参考:https://amr.ncgm.go.jp/)
菌種の同定には、質量分析装置「MALDI TOF-MS」を採用しております。ソフトレーザー脱離イオン化法を用いて開発された装置であり、世界最先端最高峰の精度を誇ります。
約1~2分で同定菌を確定出来ることから、迅速な検査報告が可能に!!
遺伝子学的手法と同定一致率90%以上!!
従来法では同定が困難な菌でも、菌種名まで報告、適切な抗菌薬選択へ!!
日本を含めた世界各国で大きな問題となっている耐性菌としてメチシリン耐性ブドウ球菌が挙げられます。メチシリン耐性を獲得したブドウ球菌は原則全てのβラクタム系抗菌薬に耐性を示すとともに、他の系統の抗菌薬に対しても耐性を示しやすく(多剤耐性)、とても厄介な存在です。
当検査事業部ではClinical and Laboratory Standards Institue(CLSI)によって最も正確なメチシリン耐性判定方法と認識されているPCR検査によるmecA遺伝子の検出を採用しています。
ESBLとは基質特異性βラクタマーゼ(Extended-spectrum β-lactamase)の略称で、ペニシリンなどのベータラクタム環を持つ抗菌薬を分解する酵素であり、近年ESBL産生菌の検出割合増加が懸念されています。
当検査事業部ではESBLの産生が疑われる場合にその旨を検査結果に載せてご報告しています。より詳しい確定のための検査は『耐性菌セット』にて実施いたします。
ブドウ球菌と連鎖球菌感染症において、クリンダマイシン(CLDM)の薬剤感受性試験結果が「感受性」であるにもかかわらず、効果が得られない場合があります。これは潜在的なCLDM耐性菌によるもので、Clinicaland Laboratory Standards Institue(CLSI)ではこの菌の検出にD-zone testを行うことを提唱しています。D-testが陽性の場合「有効性を残したCLDM耐性」として報告し、使用注意のコメントをすることを求めており、ルーチン検査として取り入れています。
明瞭な料金体系が「どうぶつの細菌検査」の特徴です。
料金の詳細はパンフレットをご覧ください。
どうぶつの細菌検査 | A社 | B社 | |||
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感受性試験以外の耐性評価 | ○遺伝子 | ○ESBL | ○Dテスト | × | × |
アンチバイオグラム | ○病院ごと | ○全国及び地域ごと | × | ||
再検査 | ○未検出時無料 | × | × | ||
2菌種以上検出時 | 同一料金 | 同一料金 | +1,600円 | ||
料金(好気性菌同定感受性) | 12薬剤5,000円 | 12薬剤6,500円 | 28薬剤6,100円 |
膿皮症などの皮膚感染症で推奨。獣医皮膚科専門医の監修のもと、正確な細菌検査を実施いたします。
外耳炎などの耳感染症で推奨。獣医皮膚科専門医の監修のもと、正確な細菌検査を実施いたします。
国際的な臨床検査基準および治療ガイドラインに基づき、正確な尿検査を実施いたします。尿定量検査も行うことで診断の精度が上がります。
獣医眼科専門医の監修のもと、正確な細菌検査を実施いたします。
国際的な臨床検査基準および治療ガイドに基づき、正確な呼吸器細菌検査を実施致します。
現場の作業の手間を減らしながらも高い精度も維持し、さらに経済的な負担を軽減することで、誰にでも利用しやすい検査を目指しました。
うさぎ・げっ歯類に使える抗菌薬の系統は多くないことから、基本セットのみに絞って実施致します。
偏性嫌気性菌の関与が疑われる膿瘍形成をともなう様な感染症に対して実施いたします。
1薬剤につき + ¥500 検査依頼書にて選択
[利用シーン]
[サービス概要]
ABPC・AMPC/CVA・CLDM・CTRX・MNZ・IMP・MIC値を報告
※追加薬剤不可
採材容器は下記どちらかをご利用ください。
嫌気検査が必要な場合は嫌気検査のみの依頼項目もございますので別途検体のご送付をお願いいたします。
ただし、検体が弊社に到着する前でしたら追加は可能ですので、追加が必要な場合はお早めに弊社までご連絡ください。
※ご利用の際は、未検出時の結果報告書 『未検出時の注意事項』も併せてご確認ください。
※セット内容は、異なっても変更可能です。
※例(一回目)基本セットから、(二回目)よくばりセットでも菌が未提出だった場合は請求金額1500円